宅配弁当花の木

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〜人生の損益分岐点〜

仕方なく途方に暮れながらも、
相変わらずお弁当を売って歩いていました。
 
その税理士事務所には二度と立ち寄る事もなく、
 
街の商工会で定期的に行われる無料講習会に
参加しては、帳簿の付け方を学んでいきました。
 
別に難しい事ではなかった。
 
優れた会計ソフトのお陰で
日ごとの売上、領収書を元に経費を打ち込むだけで
帳簿が出来てしまう。
 
当時、店舗面積9坪
パート、アルバイト、私を含め3名
損益分岐点が月にして65万〜70万
 
¥430のお弁当を一日にして70個ほど売って採算だ。
 
しかし、一日に70個売り上げる日もあれば、
落ち込む日も。
 
ちょうど、金銭感覚が麻痺し始めたのも
こんな頃だった。
 
当時、当店の取引は、ほぼ100%現金取引がゆえに、
仕入れも100%現金。
 
一日に売り上げた日銭はあくる日には現金を持って
仕入れに出かける。
 
財布の中にはお金が入ってくるものの
 
いくら、残らなければいけないのか、
いくら、使ってもいいのだろうか、
 
それさえも把握出来ないでいた。
 
こんなどんぶり勘定の自分の情けなさに気がつき
帳面と真剣に向き合ってみた。
 
月ごとは勿論、
週ごと、日ごと、
売上に対して、家賃、人件費、原価、光熱費等
利益率を出しはじめてみた。
 
これが自分が初めて自分で学んだ
マーケッテイングリサーチだったかも知れない。
 
自分が今、何に投資すべきなのか、何にお金をかけるのか
少しずつ明確になってきた。

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